大雨・台風では、どのような災害が起こるのか

 

大雨・台風では、どのような災害が起こるのか

 7月から10月にかけては日本に接近・上陸する台風が多くなり、大雨、洪水、暴風、高波、高潮などをもたらします。また、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりなどが発生しやすく、人々の生活や生命が脅かされるような自然災害が度々発生しています。
 最近では短時間に狭い範囲で非常に激しく降る雨が頻発(いわゆるゲリラ豪雨を含む)し、特に宅地等の開発が進んだ都市部では、川の急激な増水が生じたり、道路や住宅の浸水、道路のアンダーパス等の地下空間の水没といった被害も発生しています。
 また、雨で増水した川や田んぼを見に行って流されてしまったり、浸水した道路で側溝の境界が見えにくいために転落したりする事故も発生しています。

平成30年7月豪雨
救助活動の様子【広島県】消防庁提供
(撮影 緊急消防援助隊山口県大隊)

 6月28日から7月8日までの総降水量が四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリを超えるところがあるなど、7月の月降水量平年値の2~4倍となる大雨となったところがあった。また、九州北部、四国、中国、近畿、東海、北海道地方の多くの観測地点で24、48、72時間降水量の値が観測史上第1位となるなど、広い範囲における長時間の記録的な大雨となった。これらの影響で、河川の氾濫、浸水害、土砂災害等が発生し、死者、行方不明者が多数となる甚大な災害となった。また、全国各地で断水や電話の不通等ライフラインに被害が発生したほか、鉄道の運休等の交通障害が発生した。

 
 

大雨・台風の時はどのように行動したらいいか?

 台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見聞きしたら、危険な場所には近づかないようにしましょう。

災害への備えをもう一度確認して下さい。

  • 非常用持ち出し品の点検をしましょう
  • 雨や風が強くなる前に、家屋の補強などの対策をしましょう
  • 避難場所までの道順を確認しておきましょう
  • 日頃からハザードマップで危険箇所や避難場所をチェックしておきましょう
  • 雨が降り出したら土砂災害警戒情報等にも注意しましょう
  • 危険を感じたり、市区町村長からの避難勧告等があった場合は、あわてず速やかに避難しましょう
  • 避難の前には、必ず火の始末をしましょう
  • 避難の際の持ち物は最小限にして背中に背負うなど、両手が自由に使えるようにしておきましょう

※ 川の氾濫や土砂災害などの災害は一気に起こるため、避難が遅れると命にかかわります。天候が荒れてからでは移動も大変になりますので、特に高齢者や子どものいる家庭は、早い段階から自主的に避難することも検討しましょう。
※ 忘れ物をした場合でも、取りに戻るのは危険ですので絶対にやめましょう!
※ 暴風や浸水で避難場所までの移動が危険な場合は家の中のできるだけ安全な場所(崖から離れた2階の部屋)で待機したり、近隣のできるだけ頑丈な建物に避難することも検討しましょう。

 

詳しくはこちらの資料及び動画をご覧ください。

 

 

 大雨・台風災害に対する政府の取り組みや対応

※このセクションでは、すでに政府が公式に発表している対応策だけでなく、災害対策のために行われている会議なども取り上げます。

防災気象情報(気象庁)

 被害を防ぐためには、国や都道府県が行う治水工事などの対策だけでなく、一人一人の自主的な行動が重要です。そのために役立つのが、気象庁が発表している「防災気象情報」です。大雨や台風は、地震災害のように突然襲ってくるものではなく、いつ、どこで、どのくらいの規模のものがやってくるのかなど、ある程度予測することができます。皆さんが早めの防災対策を立てられるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しています。
 また、気象庁では一般的な警報や注意報に先立ち、「大雨に関する気象情報」や「台風に関する気象情報」などを発表しています。
 さらに、平成25年8月30日からは重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に「特別警報」を発表しています。

※特別警報に関しては「特別警報と警報・注意報」のページをご覧ください。

“気象”ד水害・土砂災害”情報マルチモニタ(国土交通省)

 あなたの住んでいる地域の「気象」「水害・土砂災害」情報がマルチモニターで一目瞭然!
 リアルタイムの雨量、水位、河川のライブ画像、気象警報、洪水予報の状況が簡単に確認できます。




雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)(気象庁)

 気象庁が提供する「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」は、降雨状況を250m四方の細かさ(30分先まで。その後、60分先までは1km四方)で予報します。スマートフォンにも対応し、強い雨の地域が従来より非常に細かく表示され、突然の大雨を避けるために役立てることができます。



 
 

大雨警報(土砂災害、浸水害)、洪水警報の危険度分布とは?

 「大雨警報・洪水警報の危険度分布」は、土砂災害、浸水害、洪水災害発生の危険度の高まりを地図上で5段階に色分けして表示したもので、常時10分毎に更新しています。雨が強まってきたとき、又は大雨・洪水警報や記録的短時間大雨情報等が発表されたときなどには、実際にどこでどのような災害の危険度が高まっているのかを把握することができます。

 

 最大危険度の「濃い紫」が出現した場合、過去の重大な災害時に匹敵する極めて危険な状況となっており、すでに重大な災害が発生している可能性が高い状況となります。土砂災害や洪水により命に危険が及ぶ場所(土砂災害警戒区域や、山間部の中小河川で氾濫流により流失のおそれがある家屋等)においては、その前段階での早めの避難を心がけ、遅くとも避難が必要とされる警戒レベル4に相当する「うす紫」が出現した時点で、河川水位等の現況も合わせて確認し、速やかに避難開始を判断することが重要です。

 

「危険度分布」の通知サービスとは?

 土砂災害や洪水災害からの避難の判断に役立つ「大雨・洪水警報の危険度分布」について、速やかに避難が必要とされる警戒レベル4に相当する「非常に危険(うす紫)」などへの危険度の高まりをプッシュ型で通知するサービスが提供されています。

 登録した地域のいずれかの場所で危険度分布の「非常に危険(うす紫)」などが出現したとき等にスマートフォンのアプリやメール等でプッシュでお知らせします。

 危険度分布で「極めて危険(濃い紫)」となってしまうと、道路冠水等で避難が困難な状況となるおそれがあるため、遅くとも警戒レベル4に相当する「非常に危険(うす紫)」が出現した時点で、速やかに避難の判断をすることが重要です。

 

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